上手くなりたいと練習をしたことは特に無く、いつのまにかできるようになっていた。
せいぜい素人に毛が生えた程度だとは思うのだが、期待せずに何かしら原稿を読ませてみると「お?」となる程度にはできるらしい。
新人のとき、「毎年新人が恒例で留守電の声やってるからやってみろ」と言われ、声を吹き込んだところなかなか評判が良く、以降うちの営業所の留守電は私の声になった。
弊社の留守電の吹き込みは意外と簡単で、電話機に電話するような調子で吹き込む。
普通に業務時間内でやるので、周りの社員がその声を聞いており、駅名に託けて「鶯谷嬢」というあだ名がついた。
ちなみに、鶯谷駅周辺には男女が愛を育む宿泊施設が集まっている。
誰が夜の蝶や。
世論の流れとして、人との違いは尊重しようとか、あんまり女性を貶めてはいけない空気にはなっているけれど、ついったらんどの世界の外なんて依然としてこんなもんです、はい。
ちなみに私はノーダメージです。