7ちゃんねるーふみねぇ支店

アラサーニートのよしなしごと

呟き163:「うちの子の名前は何にする?」

 

同僚と取り留めのない話をしているうちに

「将来子供ができたら、どんな名前をつけたいか」

という話になった。

 

「付けるなら、中性的な名前がいい」

と、同僚が言った。

「将来その子の性自認が、どちらになってもいいように」

 

はい。

最近、よーーーーーーーーーく聞きますよね。

ジェンダー的先入観をもって教育しない方がいい」みたいな。それが最近の主流だと思います。いやらしい言い方すれば「とても耳障りがいい」

 

確かに、中性的な名前はかっこいいと思います。女の子の「あきら」とか「まこと」って、そんなに珍しくないし。

でも考えてみてください。

「本当の意味で中性的な名前って果たしていくつある?」

正直、パッと思いつくの「かおる」「ひかる」「ひなた」くらいしかない。

日本人の名前には、どの名前にも男性性と女性性の濃淡があるように思う。それがフィフティーフィフティーなのはほぼないといっても良い。

多いのは、「異性の名前としてもいないわけじゃない」というパターン

例えば、「はるき」という名前を見て、我々は恐らく男だと思うし、「なつき」という名前を見て、ふんわりと女を連想するのではないだろうか。「はるきちゃん」や「なつきくん」は存在するとしても、圧倒的に「はるきくん」と「なつきちゃん」のほうが数は多いと思われる。

さっき上げた「あきら」とか「まこと」はそもそも男の名前としてメジャーなものだし、「ひろみ」「ますみ」など逆も然りだ。

 

私は思ってしまう。

「初見で名前を見られるたびに、相手に異性に迷われるような名前って普通に不便なのでは」

そもそも、生まれてきた性別と、性自認が異なるパターンというのは、恐らく我々が思うほど多くないと思われる。これは冷静な確率論としてだ。それよりも、長い人生において、「この人性別どっちなんだろう」と迷われて、自己紹介のたびに「あ、女/男なのか」と思われる名前の方が、本人にとって不便なのではないだろうか。

 

名は体を現す、という。

だから私は、名前に最低限「性別」を判断できる要素くらいあって欲しいと思うのだ。

 

そしてこれは個人のスタンスだが、仮に自分の名前が気に入らないとか、性自認が違うとか、そういうことがあれば、ペンネームとか芸名とか、そういう形でいくらでも好きな名前を標榜して生きていけばいいと思う。別に戸籍の名前から変えたいなら、子供の好きにすればいいと思うけれど、そういうのでもよくないですか?というのが私のスタンスだ。

 

時代に逆行しているような気もするが、こういう考えがあってもいいのではないかと思うのだが、如何でしょうか。