大学の「文学部」は「文学」部ではなく、「文」学部だ。
つまりLiterature (文学)は文学部で学べる分野の一角に過ぎず、Letter(文字)を根拠に論理考察するものなら何でも、というのが文学部の本来の意味だ。
と、言うことを自覚したのは実際に文学部に入ってからで、「文学」を勉強するぞ、と教育大に入ったのにも関わらず教育実習を犠牲にしたくらい文学を愛してやまないそのくせ、
私は読解力が低い。
どれくらい低いのかと言うと、高1くらいまでは「男女が一緒の布団で寝ました」という下りを読んでも「男女が単に同じ布団で睡眠を取ったんだ」という認識で終わっていた程だ。
行間を読む力が欠けている、とも言えるかもしれない。
私の頭の中は常に、同じ写真ばかり詰まったスマホのデータフォルダの如くパンパンなので、「ものを読みながら考察する」余裕がない。
だから、小説を読んでいても「手紙文」とか「日記」とか、「ニュースや新聞記事」が挿入されると、初見だとまず斜め読みしてしまう。地の文の情報量で既にお腹いっぱいなのだ。
だからだろうか、ミステリーやファンタジーなどの「頭を使わないと読めない小説」は基本的に苦手だ。
小中学生の頃、「パスワードシリーズ」という小説が大好きで、当時の既刊は全て読んでいた。シリーズのキーワードになるのが「パズル」で、作中にはいくつもの「パズル」が登場する。
熱心な読者はきっと、パズルが登場したら問題を解こうとするのだろう、ということを考える間も無く「答え」を求めて読み進めてしまう。
考えるって、難しい。
「嘘つき問題」ってあるじゃないですか
A「私は正直者です」
B「私は嘘つきです」
C「Bは嘘つきです」
みたいな。この中で嘘つきは誰でしょうみたいな。ちなみに苦手すぎて作問できないのでイメージです。
何で嘘つくん?
何でそこで嘘つく必要があった?っていう状況で嘘をつく人間が多い。
みんな、正直に生きようよ。
と思いながらも問題を今日も解きます