大学浪人時代、勉強がとにかく嫌で、よく自習室で漫画を描いていた。
漫画と言っても4コマに毛が生えた程度のもので、ノート1ページに緩く6コマほどの絵を描く。基本は1話完結だ。
(題名の「モーニング」は漫画雑誌)
これは高校生カップルの日常の話なのだが、「政経」というワードにとても時代を感じる。
当時は島耕作シリーズを読んだことがなく、「リーマン漫画」という浅い知識しかなかった故の台詞だが、シリーズをある程度読んだ今は思う。
恐らく、全く役に立たない。
但、漫画としてはとてもおもしろいので暇な人は是非読んでみるといいと思う。
今は相談役まで上り詰めた島耕作も、課長時代は割と何処にでもいそうな、割としょーもない一会社員で驚くことだろう。
大学受験レベルでは高度過ぎるが、法律の勉強をするなら「ナニワ金融道」は民法の理解に物凄く役に立つと思う。
月々5万だかの賃貸に細々と住んでいる我々には理解し難い、担保だの抵当権だなどという話に、一つはっきりとした具体例を持てる訳である。
よく民法の勉強の前に解説本を読んでから勉強しろと書いてあるが、それよりも先にナニワ金融道を一読しておけばいいんじゃないかと私は思う。
但し、暇な人に限り。
ここからは余談。
私は大学受験浪人の際に古典の勉強と称して「あさきゆめみし」を全巻読みきった大うつけだ。
「センター古文に源氏は出ない」というのが当時の定説だったが、奇しくもその年のセンターで源氏物語が課題文として出題された。
場面は夕霧と雲居の雁の恋愛シーンで「これは大好物」と舌を巻いたものの、何故か古文の点数は惨敗した。
結論
テスト前は、普通に勉強した方がいいのかもしれない。