7ちゃんねるーふみねぇ支店

アラサーニートのよしなしごと

呟き156:「図書館って最強のサブスクだと思うんだよね」

 

「図書館って最強のサブスクだと思うんだよね」

と、先日仙台で会った友達が言っていた。

すごく今風でいい言葉だな、と思いつつ「無料なのにサブスク(定期購入)とは」とそのときは思っていたのだが、よく考えると税金でなりたっている施設なのだからあながち間違いではない、むしろ言い得て妙とさえ思うようになった。

 

通信で司書資格の勉強をしている。

最初、届いた教科書がちっとも読めなくて、めちゃくちゃ絶望した。レポートが書けないのだ。学生証が届いて、勇んで図書館に行ったはいいものの、借りた参考図書はちっとも読む気になれず、2回も貸出延長した。

アップルウォッチを買って、携帯から離れ、やっと本が読めるようになった。ひと月かかって読めなかった本が、1日の通勤時間と仕事の休憩時間(すごく多い)で1冊読めてしまうと気が付いたときには愕然とした。

 

文章は書けないわけではないので、とにかく片っ端から本を読めばレポートが書けるようになった。むしろ、字数制限が少なすぎて削るのに困るほどだ。

 

勉強をするようになってから、興味を持って図書館に行くようになった。

ハワイ大の図書館とか、NDLとか、日比谷図書館とか。

 

この前、初めて日比谷図書館に行ったのだが「なんだこの夢の国は」と思った。とにかく諸々において「親切」なのだ。なんだろう、素人が小手先で思いつくような「図書館改善案」的なものはもう全部やっている感じ。本当にNDLに文句を言う前に絶対にこういう地域の図書館に行ったほうがいいと思った。

 

図書館に行くとき、書架をざっと見て回ると同時に、「フランス文学」の棚を見に行くことにしている。一応専門分野なので、そこの品ぞろえで何となく「雰囲気」を判断することにしている。

最近気が付いたのは「図書館も万能」というわけではないということだ。

意外と並べる本には図書館の個性がある。特に、専門的な研究書は地域の図書館だとあまりおいていなかったりする。その点において大学図書館は最高で、書架をぶらぶらしているだけで最高に楽しい気持になれる。

ハードカバーの現代小説なんかだと、公立図書館のほうが強いと思う。メディアテークとかリフノスとか、日比谷図書館はその辺がとても充実していて、より取り見取りだなと思った。

 

普段値段を気にせずに本を読んでいるが、本はまあまあ高い。ネカフェも、満喫もお金がかかるのに、図書館は読もうと思えばいくらでも読めるし、借りて帰ることもできる。だから、本当に最強のサブスクだよなと思います。